なるようになる 僕はこんなふうに生きてきた

『なるようになる 僕はこんなふうに生きてきた』

養老 孟司 (著)
発行：中央公論新社

何かが起こったとき、決めかねたとき、この人ならどう考えるかを想像する人がいます。
この人の考えをお聞きしたいと思う、そんな人がいます。
養老孟司先生はまさにそういう人です。
あとがきで書かれていた言葉がまさにこれで、その通りだと頷いたので、私もその表現をさせていただきます。
まさにニッポンのお父さん。本質的なご意見番。
たくさんのレイヤーを経験して熟考に熟考を重ねられた重み、にもかかわらず何故かどこか軽やかでユーモラスで少しポップ。
この物事、なるほど・・・そう先生は捉えるのですね。と自身では到底たどり着かないような発想にいつも痺れてしまうのです。
読めば読むほど、魅力の深さに尊敬とその存在たるや…と探求心が募るのですが、一体全体こういう発想を生む人間の形成とはどういうものなのか・・・。
そこで、今回の自伝なのです。
養老先生の著書はあまたあれど、自伝はこれが初のようです。
「そんなもん、わざわざ振り返ってかきたくねぇよ」とおっしゃりそうなのも想像できるのですが、だから貴重でとても興味深いなと見つけてすぐさま手にしたのでした。
読めてよかった。
子どもたちを育てる中で振り返り、今の日本や社会への言葉にならない不安感をばさっと養老先生の切り口で言語化されると、なるほどそういうことかと腹に落ちる感覚もあり、そして反省や耳が痛い部分も山ほどあり。
日々に翻弄されておりますが、様々なきっかけと考え方のヒントを受け取りながら
頭だけではなく全身で感じ取りながら生と今を全うしたいなと思います。
一問一答形式の５０の質問コーナーもとても軽妙で刺さる。
これが初養老先生デビューかもだわ、という方にもおすすめの一冊です。
ここからぜひ色々な文章に触れてもらえたら。
養老先生の、読むほどに、問いを自分なりにも考えるほどに何かが染み出てくるような、同時に沁み込んでくるような・・・思考の深み、楽しみの沼。
ともに味わおうではないか。


■　オプションでSENSE OF 花束茶DERの花束茶2つセットをつけることが可能です。

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白の花束茶～モヤモヤgoodbye
■内容量 4g
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レモングラス、菊花、ペパーミント、ジャスミンの花、クコの実
（菊アレルギーの方はご注意ください。）

赤の花束茶～beauty～　
■内容量 9g
■原材料名
なつめ、ハイビスカス、クコの実、レモングラス、メイクイ、紅花
（紅花には子宮収縮作用がありますので、妊娠中の方は飲用をお控えください。）

■保存方法
直射日光、高温多湿を避けて保存してください。夏場は冷蔵庫での保存をおススメします。

■おもな原産地
中国・エジプト

■食品表示に関するその他
〔原材料について〕
信頼のおける食材・お茶の専門店より、味を確かめ、厳選した高品質の食材・ハーブを使用しております。


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